逓減(ていげん)定期保険とはどんな保険?

定期保険の基本的なことは説明しました。
定期保険にも色々な種類があります。
今回は教育資金と保障を同時に行うことができる保険商品として利用されることがある逓減定期保険を紹介します。
どんな保険?
逓減定期保険は補償期間内で年々受取保険金額が少なくなる保険です。
一般的な定期保険は契約期間の保障額は一定です。
これに対して逓減定期保険は徐々に死亡時に受取る保険金額が減少します。
どの程度の割合で減少させるかを逓減率と言い、各会社、商品によって異なります。

逓減定期保険は、定期保険なので保険料は契約期間中は一定額です。
逓減定期保険の保険料は、定期保険と比較すると割安です。
その理由は、契約後年数の経過により保険会社が支払う保険金が少なくなるため、全期間を同額で保障する一般的定期保険と比べて割安になります。
保障額が増加する逓増定額保険もあります。
経営者などが契約する保険として有名です。
会社の規模が徐々に大きくなるにつれ責任も大きくなります。
そこで年々保障額が高くなります。
個人で契約されることは少ないので今回の説明からは省きました。
教育資金との併用
教育資金を貯め始める時期は子供が生まれてから遅くとも6歳までには始まるべきと言われています。
これは学資保険の加入年齢と一致しています。
学資保険の保障内容は生命保険のような死亡保険金の給付ではありません。
死亡した時にそれ以降の保険料の支払義務が免除され、お祝い金などの節目ごとに給付が受けられることです。
そのため、万が一親が死亡した時の保障は別途、生命保険の加入が必要になります。
そのような場合にこの保険として利用されることがあります。
利用される理由のひとつに一般的な定期保険と比較して保険料が安いことです。

教育資金を貯める時期は、少しでも支出を抑えたいと思いますよね。
特に掛捨てタイプの定期保険の保険料は、保障が同じであれば保険料は安いほど利点が大きくなります。
では、どのような考えに基づいて逓減定期保険が利用されるでしょうか。
死亡時の必要額は子供の成長に従い減少する
生命保険の保障額(保険金額)は、死後、残された遺族が経済的に困らないようにすることを目的に決定されることが一般的です。
その額は、子供が独立する時をゴールに子供の成長と共に少なるなることが一般的です。

その必要額の減少に合わせて死亡保険金が減少するイメージになります。
定期保険ですから解約時、契約終了時はそれ以降の保障はなくなります。
子供が独立するまでの期間に死亡した場合に備えることができます。
もちろん、これは死亡保険です。
死亡しない限り(高度障害者も含みます)受取れないお金です。
あくまでも死亡に備える手立てで、これとは別に教育資金の積立は行う必要があります。
ただし、一定額を保障する定期保険に比較して保険料を安く抑えられるため、その額を教育資金に回すこともできます。
子供が独立した時でも奥様に一定額の資金を残すことも可能です。
これが逓減定期保険を利用する方法になります。
これ以外にも老後生活を保障する保険としても利用できます。

老後の生活費は死亡するまでの生活費です。
老後は年金収入が中心になりますが不足は老後資金(貯蓄)を取崩して生活をします。
毎年毎年、その後の生活費は減少します。
早く亡くなると遺族には多くの生活費が必要になりますが、長生きするほど残す保険金も少なくすることが出来ます。
このようなライフプランでは逓減定期保険はかなり便利な保険になります。
保険料が安いことも生活費には嬉しいことです。
逓減定期保険は徐々に保険金が少なくなりますが、保険料が安いことがメリットです。

上手に利用すると便利な保険です。
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