高齢者は何時まで働かないといけないのか?

先日、敬老の日でしたが敬われるべき老人は何時まで働かないといけないのでしょうか。

定年退職年齢はかって55歳が一般的でした。

60、65歳と徐々に定年年齢が引き上げられています。

同時に年金受給年齢も55~60歳、さらに65歳、今後は70歳、75歳と伸ばそうとする意見も国では話合わせれています。

総務省の報告では、2020年、65歳以上の就業率は60%を超え、2004年以降、17年連続で前年に比べ増加し、906万人と過去最多となっています。

総務省統計局ホームページより

また、各年代別就業率は男性65歳以上で34.2%、70歳以上で25.4%と言う結果が公表されています。

2020年時点で男性は65歳以上の就業率は50%を超え、二人に一人は働いている現実が見えてきます。

70歳以上の就業率は2016年以降、増加する傾向が顕著になっていることがわかります。

2020年3月「高年齢者雇用安定法」がさらに改正され、70歳まで働く機会の確保を努力義務とする法案が成立し、70歳まで働き続けることができる環境が整えられる中、70歳以上の就労率は今後も増加することが見込まれます。

高齢者の雇用形態は会社役員、自営業者を除く雇用者の75%が派遣・契約社員、嘱託、パートアルバイトで、パートアルバイトとして働くケースがもっとも多いことがわかります。

さらに雇用形態を選択した理由としては「時間の制約の自由度」を挙げる方がもっとも多くいる一歩で、正社員を希望する方も10%います。

老後を仕事により時間的制約に取られたくないと考える方も30%を超えて存在していることがわかります。

 

もっとも注目すべきは、「家計の補助・学費等を得たい」を挙げた方が男性で16.2%、女性で21.6%いたことです。

年金だけでは不安、あるいは生活が成立しないことを示唆しているものと考えられます。

 

平均寿命が80歳を超える時代になり体が動く限り働きたいと考えることは普通なのかもしれません。

気になることは「家計の補助・学費等を得たい」を選択したする方の割合の推移です。

今後の調査結果を追いかけたいと思います。

 

60歳を過ぎたばかりのせっかめですが、後10年働くことに不満はありません。

健康で働けるなら死ぬまで働いても良いと思っています。

ただ、それは生きていくための労働ではなく、豊かな老後の中のひとつの選択として考えたい。

決して、生きていくために死ぬまで働く以外に選択肢のない老後は過ごしたくないと思っています。

 

ファイナンシャルプランナーとして、高齢者のキャッシュフロー表は扱うことがありますが、70歳を過ぎた方に老後の資金の枯渇を避けるために月数万円程度の仕事をアドバイスすることが今後も増え続けることを予感させるデータでした。

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