管理人さんを心配する住民

マンション管理会社にパート、アルバイト、契約社員として働く管理員(管理人さんこと)や清掃員ですが、年中、人で不足です。
求人広告を見るとたくさんの管理会社が募集をしていますね。
定年退職後の選択肢としても良く選ばれる職業です。
そのため、全体的に高齢者が多く、若い人は滅多に?せっかめの経験では皆無です。
時給もそれほど高くなく、東京では1050~1300円程度でしょうか。
一日の労働時間も2~7時間と比較的短時間の勤務が多いため、年金の足しに働く人が多いようですね。
しかし、これぐらいの年齢になると体の至る所に支障をきたす年齢にもなります。
実際、作業中の転倒で骨折する人も多いようです。
中には足が悪く、歩行に支障がある方もいます。
本人たちにとっては生活を支える大切な仕事なので簡単に離職すると言う訳にはいきません。
また、長く管理人さんを務めていると住民の方との交流も出来、信頼関係が構築されていると定年(70歳~80歳)を過ぎても「辞めないでください。」とお願いされ続けている方もいます。
管理会社も定年制を導入しているとは言え、本人が辞めたいと言わない限り、半年から1年の雇用契約が自動的に更新される制度を取入れています。

特に慣れた管理人さんの存在は貴重です。
なにせ、担当者の管理業務主任者は多忙で、小まめにマンションを訪問することもままならないため、管理人さんに依存しているケースが多く、住民から信頼されている管理人さんは大切な存在です。
とは言え、住民の方からは「大丈夫なの?」「体に気を付けてね」と言った声掛けをされることが日常です。
ありがたいことです。
先日も理事会で役員の方から「申し訳ない気がするんだけどいいのかな」と発言があって管理会社の担当者から「本人からは特に問題があるとは聞いていない」と回答があり、何とも気まずい雰囲気になってしまいました。
役員の思いやりの気持ちなのでしょうが、難しい問題ですね。
管理員さんは今日も元気に働いていました。
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