もうちょっとしっかりしてください、試験実施機関と試験担当者!

1月5日はマンション管理士の合格発表でした。

合格された方、おめでとうございます。

今年の合格率は11.5%。

最高年齢合格者は85歳。

いやぁー頭が下がります。

ところで、今年もマンション管理士センターの発表にあった出題ミス。

〇 正解肢のない問題

〇 正誤の判定が不明瞭な選択肢があった

何とも後味の悪い合格発表でした。

以前は、数年に一度、あるかないか程度だったこの事態。

昨年も合格発表後、数カ月経っての訂正があり、繰上げ合格者がでたと言う失態。

必死に勉強して挑む受験生に失礼すぎます。

 

だいたい、回答がない、あるいは複数回答がある問題が答える側にとっては厄介なことだって認識がなさすぎる。

「?」「えっ」

解けない問題はその後の回答にも影響します。

それでなくても50問/120分は、一問2分ちょっと。

悩ましい問題で時間を取られると、焦る気持ちになり、よく考えればわかる問題も不正解になるケースもあります。

今回は前半の問4、問9。

受けた方は大変だったでしょう。

 

さっき問題を確認しましたが、相変わらず難解な設問の出し方。

特に問4。

マンション管理士は国語の試験ですか?と聞きたくなります。

「策士策に溺れる」と言った感じ。

どうやって受験生を悩ませようかと考えすぎて、挙句に答えがない設問を4つも用意する。

大体、区分所有法の知識を問う問題に民法的な文章の難解度を取入れること自体が間違っています。

 

このような国家試験の出題ミスは、マンション管理士試験に限ったことではありません。

管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士の試験でも最近、多くなっています。

マンション管理士の様に名称独占資格はまだしも、会社で必須な資格である管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士は合否を分ける1点がその人の人生に大きく影響する資格です。

問題の質を上げるのと複雑な文章にすることは全く違います。

事前の確認を含めて国土交通省から委託されている各協会の関係者、特に試験問題を作成している担当の方にはもう一度、このような事態が起きないようにしっかりとして頂きたい。

心からお願いします。

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