マンションの管理費の値上げの相談が多くなってます

先週あたりから、管理費の値上げの相談が多くなっています。
これだけ物価が上がると管理組合の運営費にも影響が出ているようですね。
共用部分の光熱費は仕方がありませんが、各法定点検等の作業も来年以降値上がりする会社が多いようです。
人件費の値上げもありますが、移動のための燃料費、修理用部品の値上げもあり仕方がないようです。
理事会も値上げは必然と考えているようですが、住民へどう説明するかに窮していますね。
簡単に物価高騰のため、〇〇円値上げします!
では、なかなか同意は難しい状況のようです。
値上げの提案をする前に住民へアンケートを行い、総意の傾向を知る方法が一般的です。
大抵、このアンケートをすると半数近くは理解出来るが、理事会も節約や経費削減の努力をしてくれと意見します。
今回のような物価高騰を要因にする値上げでは、経費削減も厳しいのが現実ですね。
特に住民の管理費等の滞納者がいるとまず、滞納管理費等の回収を行うべきと言われますね。
管理費等の滞納の解決は時間がかかることが多く、社会全体が物価高になっている場合、滞納者はますます経済的に難しいことになっていると想定できるため、すんなりと回収できるとは思えません。
管理組合が出来る経費削減は、管理員の時間短縮、定期清掃の回数を減らすなどもありますが、住環境に影響するためあまりお勧めはしません。

方法としては法定点検や修繕工事の業者の見直しがもっとも効果的です。
特に管理会社の委託契約に法定点検や修繕工事をすべて任せているケースでは、経費削減できることが多く、有効的な方法です。
なかなか組合が独自に業者を探すことは難しいと思います。
管理会社に法定検査費用の減額を要求する以外に、相見積もりの提示を要求してみてはいかがでしょうか。
グループ会社、下請け会社を使っているとどうしても価格は高くなります。
管理会社は嫌がりますが、気にすることはありません。
もしかするとすんなり減額を受入れることもあります。
管理会社のリプレースになるわけではないのでフロントも応じると思います。
こちらで幾つかの管理組合に調査しても管理会社は現在のところ、物価高騰を理由に値上げをする動きはありません。
このまま、物価高騰が続くと管理会社から委託費の値上げの要求になると思います。
すぐにリプレースの検討!!とは言わずに、互いに話し合って契約の見直しをしてください。
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