初めて知る先生の気持ち

今日から2週間、マンション管理士、管理業務主任者の試験です

分譲マンションの管理に携わる人であれば、どうしても取得したい資格がマンション管理士、管理業務主任者の資格です。

マンション管理士は管理組合の管理運営に助言、指導を行う国家資格で一般的に顧問契約を締結して活動します。

マンション管理業務主任者はマンション管理業者に所属、分譲マンションの管理を代行するための責任者です。

皆さんがフロントと呼ぶ人です。

毎年の総会や重要事項説明会で顔を見たことがある人も多いのではないでしょうか。

マンション管理士の試験は毎年11月の最終日曜日に実施され、翌週、管理業務主任者の試験が行われます。

優秀な方は2つの資格に同時合格を目指します。

今頃は試験会場に向かいながら試験の方は最後のチェックをしている頃かもしれません。

マンション管理士試験は毎年1万人前後が受験、合格者は1,000人程度、合格率は10%前後とかなり難しい試験として有名です。

受験する方の中には毎年のイベントを楽しむように5回、6回とチャレンジする方もいます。

管理会社によってはマンション管理士の資格取得に報奨金制度を設けているところもあります。

さらに、資格手当として毎月数千円が支給される会社もあると聞きます。

合格すれば、臨時ボーナス+給料アップです。

必死になる気持ちも何となくわかりますよね。

 

一方、管理業務主任者は、毎年、管理会社に就職した新人から受験をすることがほぼ義務になっています。

管理業務者は管理会社に配置義務がある資格で、重説等の業務(重要事項説明書への署名、押印と説明会の実施および契約書への記名押印)を行うことが出来る独占業務がある資格です。

はっきり言えば、この資格がないとフロントは、仕事にならない。

不動産業界で言えば宅地建物取引主任者に相当します。

管理会社もバックアップをすることが多く、通信教育費の補助、試験前の長期有休休暇の取得をするケースがほとんどです。

マンション管理士と同様に報奨金制度もありますが、受験生にしてみれば、落ちれば会社での肩身が狭く、仕事もフロントのアシスタントのような仕事しかできません。

こちらの受験者数は15,000人前後で合格率は20%程度です。

昔は60,000万人程度の受験者がいましたが、業務の過酷さ故に少なくなったかどうかはしれませんが、ここ数年は15,000人程度で安定しています。

マンション管理士の仕事をしていると今年試験を受ける管理会社のフロントの卵に会うことは良くあります。

新入社員は今年が初めてと言う方も多く、先輩フロントから「絶対、受かれ!」と叱咤激励されています。

でも合格率は20%前後です。

当然、管理会社に所属していても落ちる方もいます。

2回、3回、4回・・・。

どんどん、会社内で肩身は狭くなりますよね。

新入社員はその現実を知っているだけに「絶対・・合格しないと・・やばい」と感じて、かなりのプレッシャーを受けながらの試験になります。

 

全員が受かって欲しいと思いますが、こればかりはどれだけ努力をしたか。

もちろん、運も必要ですが、いい加減な勉強では受かるほど甘くはありません。

 

実は知合いのフロントから今年入社の卵の勉強の指導をお願いされ、先月末から受かるための勉強、やるべきことを空き時間を使って指導中です。

引き受けた時は知識も不完全で、大丈夫かなと思っていましたが、本人も努力をしたようです。

管理会社が用意した模擬試験は、指導前は25点、指導後は32点、35点と順調にレベルアップをしています。

それぞれの仕事が終わった後に数時間をオンラインで重要なポイントの説明、毎日10~30問程度のミニテストを繰返しています。

恐らく、受かると思いますけど。

先生なんて経験したことがありません。

親が子、先生が生徒を心配する気持ちが試験が近づくにつれて増していきます。

こんな感じなんだ・・初めて感じる気持ちです。

神頼み・・ありかな~

思わず・・・考えますね。

 

残すところ、試験まで1週間。

ここまで来たら是非、合格を勝ち取って欲しいと思っています。


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2022年4月から始まった「管理計画認定制度」はこれから徐々に広まります。

これから各自治体の制度運用が始まります。

認定を取得することはマンション管理が適正に行われている証です。

また、認定取得による優遇措置も徐々に公開されています。

自主管理、一部委託管理、全部委託管理に関わらず管理点検サービスを利用して「管理計画認定制度」の認定を受ける準備を始めてください。

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