分譲マンション共用部分の保険の基礎講座をはじめるにあたり

2022年10月に火災保険の改定が実施されました。

主な改定ポイントは下記の3つです。

(1)火災保険料の値上げ(一部値下げ) /40%超値下げ〜50%超の値上げ

(2)10年契約廃止(最長契約が5年に)+長期割引率の引き下げ

(3)建物及び家財の水濡れ、破損、汚損について自己負担額(免責金額)の引き上げ

いずれも区分所有者の方の負担が増える内容でした。

そのため、昨年9月の値上げ前に、当時の保険を解約して新しく10年保険に加入されたマンション管理組合も多くありました。

しかし、改正内容を正しく理解できず、あるいは知らなかった等によって未だに次回更新時に保険料の値上になることに気づいていない管理組合もあります。

全部委託管理や一部委託管理の場合は、保険料の改定を通知しなかった、あるいは提案しなかった管理会社の責任も大きいと思いますが、すでに改正が施行された今となっては仕方がありません。

今後出来ることを検討すべきでしょう。

分譲マンションは区分所有者から毎月、管理費を徴収し、その中から共用部の火災、地震、賠償保険料を支払っていますが、その額は非常に高額です。

少しでも保険料を安くすることは、管理費の軽減につながります。

また、近年の社会事情から委託管理費の値上、共用部分電気料の値上、各法定検査等の費用の値上はほぼ確実と言われています。

このような事態の影響を出来るだけ小さくするためには、分譲マンションの保険とは何かを知り、自分のマンションに必要な保険は何か、どこまで保険を重要視するかを理事会が十分に検討する必要があります。

マンションは区分所有者の財産です。

躯体に被害が出た時は区分所有者が全員で考えるべき事態になります。

災害、人災に備える。

そのために、FJマンション管理士事務所では、これから数年の間に保険の更新を迎える分譲マンションの理事会の皆さんに向けた共用部保険を正しく理解するための情報を公開することにしました。

公開はnoteのマガジンで行います。

分譲マンション管理組合のための保険の基礎講座

公開は2月から1週間に1章のペースで公開します。(無料でどなたでも閲覧できます。)

1、マンション共用部分で起きる事故について(2023/2/1公開予定)

2、マンション管理組合の保険とは

3、専有部分と共用部分の保険の違い

4、火災保険とは

5、地震保険とは

6、損害保険とは

7、管理組合の保険契約の実態

8、保険契約時に注意すること

9、保険料を押さえるポイント

10、マンション管理適正化評価

11、まとめ

昨年、法律が改定され大きの管理組合は、10年契約の保険に加入されたことと思いますが、契約を見直さなかった、忘れていたと言う管理組合の理事の方は是非、読んでください。

無知は損です。

FJマンション管理士事務は分譲マンション生活に係る様々な情報を発信しています。
また、皆さんからのご質問や相談をお受けしています。
お気軽にお問合せください。


最後までお読み頂きありがとうざいます。
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2022年4月から始まった「管理計画認定制度」はこれから徐々に広まります。

これから各自治体の制度運用が始まります。

認定を取得することはマンション管理が適正に行われている証です。

また、認定取得による優遇措置も徐々に公開されています。

自主管理、一部委託管理、全部委託管理に関わらず管理点検サービスを利用して「管理計画認定制度」の認定を受ける準備を始めてください。

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