管理室を見れば管理会社のレベルはわかる

管理会社はマンション管理組合と管理委託契約を結んでいます。
委託契約は法律的な事務処理の依頼行為です。
管理会社が締結する契約は正確には準委託契約に分類されます。
この契約は事務を行う契約です。
この前提を忘れずにお読みください。
当事務所は訪問相談や管理無料サポートでマンションを訪問することが度々あります。
その際に、理事長にお願いして管理室を拝見しますが、ほとんどのマンションは書庫整理がまったくできていません。
ロッカーを開けると
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なにこれと驚くほど書類が煩雑に積まれています。

議事録、検査報告書が年度もわからず、放り込まれた状態です。
この時点でアウトです。
現場の管理員、フロント、管理会社が委託管理契約の意味を理解せずに行っていることは一目瞭然です。
フロントはもちろんですが、管理員も仕事を理解していません。
清掃員ならまだしも、管理員であればフロントから届いた書類は整理整頓をすべきです。
詰め込まれた書類の中には、原始管理規約、竣工図、修繕記録が含まれていることも多く、管理組合の歴史を蔑ろにしていると言えます。
管理室に住民の方が入ることは滅多にありません。
しかし、理事長を始めとして役員は年に1度は書庫の管理状況をチェックするべきです。
これまで訪問してきたマンションではほとんどと言って良いほど、書庫管理が出来ていませんでした。
言い換えれば、その認識では住民が満足するようなサービスを提供できていないと言うことです。
最低限、書類別、あるいは年度別にファイリングされた書庫であるべきです。
また、皆さんからのご質問や相談をお受けしています。
お気軽にお問合せください。
最後までお読み頂きありがとうざいます。
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2022年4月から始まった「管理計画認定制度」はこれから徐々に広まります。
これから各自治体の制度運用が始まります。
認定を取得することはマンション管理が適正に行われている証です。
また、認定取得による優遇措置も徐々に公開されています。
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