管理会社の管理業務主任者受験生がやるべきこと

先日の投稿で「忙しくて試験勉強ができない」言い訳は通用しない。とお話ししました。
突き放すつもりはありません。
勉強は机でやるだけではありませんからね。
マンションに出入りすることが出来る管理会社の人はその機会を活かす方法を身に付ければ、管理業務主任者の試験はそれ程難しい試験ではありません。
まだ、今年の受験結果もわからないのに今から何を?
その気持ちもわかりますが、ちょっとだけ続きを読んでください。
管理業務主任者の試験の試験は大きく4つに分類されます。
民法・・多くの方が苦手ですよね
その他法律・・宅建法、登記法、消費者、個人情報保護法など
マンション法規・・区分所有法、適正化法、管理規約など
設備・法規・・建築基準法、水道法、電気法など
マンションに関する様々な範囲から出題されます。
そのため、宅建やマンション管理士と同時に受験する方も多いわけです。
あ。それと賃貸不動産経営管理士もありました。
1点は1点
どのテストでも同じですが、民法で1点取ることと設備で1点取ることは同じです。
設備はその知識を知っていれば必ず正解できる問題です。
民法の様に???と言った難解な文章やひっかけ問題も少ない分野です。
その上、管理会社にいれば設備は身近に感じることが出来ます。(意識するかどうかの違いはあるでしょうけど)
であれば、日常で試験勉強はできますよ。
知識の反復を習慣づけることです。
例えば・・エレベータ
毎日1度は利用するはずです。
エレベーターに関する基本知識は以下の通りです。
●エレベータフローの幅の規定は(建築基準法)
この基準は何をもって決められているか知っていますか?
車椅子が回転できる幅を確保することですが基本です。
●では、車椅子の標準的なサイズ感は?
車椅子の最大サイズは、幅70cm、長さ1.2m、高さ1.2m(JIS規格)
エレベーターのサイズはかごの幅は、70㎝以上とし、かごの奥行きは、1.2m 以上とすること(設備基準)

これを頭に入れれば、エレベーターの入口の大きさ、奥行きもある程度理解できます。
次にエレベーターに乗ったら定員数を確認しましょう。
さて、一人の体重は何キロとされていますか?(正解は65㎏)
面倒なので今後はEVと書きます。
今乗っているEVはどの駆動方式ですか?
このマンションにEV室ってあったかな?
屋上にEVに関する設備ってあったかな?
マンション出入り口の窓から覗けば、ワイヤーは確認できますか?
●EV乗車中にメンテナンスはどこの会社?
●メンテナンスの間隔は何カ月?
●法定検査とメンテナンスの違いは?
●点検が出来る人は誰
●遠隔ってどことつながっているの?
●法定検査の間隔は?
●メンテンナンス会社はどこが契約している?
●メンテンアスの方式は
●両者の違いは?
●どの部分がメンテンス
●どっちが安い
●委託契約書に書かれていますか?
●メンテナンス会社の委託契約の事前確認の必要性は?
●委託先の途中変更は可能?
●もし、事故になったらどうするの?
●地震の時は
●火災の時は
●挟まることはあるの?
●それを防止する機能の名称は何?
●地震?
●N波、P波どっちが早い
このように次々と頭の中で知識の反復を行います。
もし、試験中に忘れれも視覚から得た情報は現場を思い出すと思い出しやすいと言われています。
これをマンションの巡回中に、躯体や設備で行えば机など必要ありません。
会社で事務処理ばかりやっていれば、これも無理でしょうけど管理業務主任者(いわゆるフロント)の本来の仕事はマンション、現場にあることを忘れてはいけません。
出来る限り不動産系の資格を取りたい方のために、試験に役立つ知識を今後もアップします。
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