大規模修繕工事サポート業務
13~16年毎に行われるマンションの大規模修繕工事ですが、区分所有者の資産を維持保全するための大切な工事です。
そのために区分所有者の皆さんは入居後から毎月、修繕積立金を支出されています。
少しでも安く、でも安全に出来るだけ短期間に確実に実施したいと思われます。
当事務所のマンション管理士は土地活用プランナーの資格を所有しております。空地や老朽化した建物の再開発を中心にマンション等を建築業務に携わってきた経験があります。また、一棟賃貸マンションのオーナーより大規模修繕工事のコンサルティングを請負った実績が多数あります。
このような工事のコンサルティングは一般的に特定の期間を定めず、提案から工事終了後の検収までを契約の範囲とすることが一般的です。
特に大規模修繕工事を請負う会社はたくさんあり、統計的な竣工時期から今後も修繕工事は全国で必要になり、人件費や材料費の価格高騰により区分所有者の負担は増加する傾向にあると言われています。

また、大規模修繕工事の進め方も管理会社に依頼する管理会社主導方式、設計会社が中心になる設計監理方式、施工会社にすべてを任せる責任施工方式、さらに近年はコンサルティング会社を介するマネージメント方式がありますが、いずれもメリット・デメリットがあるのは事実です。
しかし、根本的な問題は区分所有者が素人の集団であり、いずれの方式であれ、管理組合側に立って厳しいチェックの目を持つ専門家がいればデメリットを最低限に抑えることが出来ると言うことです。
マンション管理士の役目は、管理組合から希望を聞き、助言を行い施工会社や設計会社と調整(価格交渉を含む)を行い、業者が管理組合に不利益を与えないようにチェックすることです。
大規模修繕のコンサルティングに必要な知識についてはこちらをご覧ください。(現在準備中です)
サポート業務の内容


サポート業務の内容の主な項目を示しましたがこれに限定されるわけではなく、大規模修繕工事の検討会の立上げ~工事終了後の検査・検収までに発生する様々なことを含みます。
大規模修繕工事中のサポート業務
大規模修繕工事には検討委員会の設立、現状を把握する検査、修繕箇所の確定など様々な業務が含まれ、修繕方式を決定後、業者の選定作業、工事説明会、修繕工事中のトラブル、工事終了後の検査・検収までをサポートする業務になります。
検収後も問題が発覚した場合は、追加料金なしにサポートをします。(検収後6か月以内)
メール・電話による質問/相談
大規模修繕工事では様々な疑問が発生します。(特に初めて修繕工事を行う組合は疑問だらけです。)
これらについてメールや電話での相談に対応します。
回数等に制限はありません。
理事会・委員会への参加
大規模修繕工事中の理事会、検討委員会、総会にはすべて同席します。
回数に制限はありませんが、東京都区外の場合、交通費等の請求をさせて頂く場合があります。(事前にお伝えいたします。)

管理会社も工事中は重要な役目があります
大規模修繕工事中は管理会社主導方式以外の方式を採用した場合でも管理会社には重要な役目があります。
工事には足場材の他、材料や廃材の一時保管場所、搬出、搬入に伴うマンション内の調整などが必要になり、管理会社の協力が必須になります。また、作業中に起きる様々なトラブルに対応する必要があり、事前に管理会社を含めた打合せが必要になります。(当然ですが管理会社に別途費用が発生することも考えるべきです。)
サポート業務の流れ

契約は総会による普通議決の承認を必要とします。多くの組合では準備期間(専門委員会~設計事務所・施工会社選定)を1年程度を想定し、次年度で工事を実施します。総会で大規模修繕工事専門委員会から修繕工事が終了するまでのサポート業務を依頼する契約への同意を得た上で契約書を締結します。
大規模修繕工事サポート業務は、専門委員会の立上げから業務が始まり、工事が終了して検査・検収が終了するまでの期間が契約期間になりますが、その間に発生する様々な問題に助言等を行います。
機密保持、個人情報保護法を含む契約書を当事務所(マンション管理士)と管理組合(理事長、法人格管理組合の場合は管理組合)間で締結の上でサービスを開始させて頂きます。
当事務所では設計会社・施工会社の選定は原則、公募を採用しています。(管理組合から要望があればそれに従い進めます。)
大規模修繕工事サポートサービスの費用について


サポート費用は修繕工事総工費の1%です。

支払いは契約締結時に契約料として10万円をお支払いいただきます。
工事終了後、最終修繕工事額(設計事務所代を含む)の1%相当から契約時契約料差10万円を差引いた額をお支払いいただきます。
例では準備期間を含め18か月を想定しています。月額2万円程度のコンサルティング費用になります。
注意事項
- 管理組合の都合により修繕工事を実施しなかった場合、途中で工事が終了した場合でも契約時契約料10万円の返却はできません。
- 契約期間は想定であり、修繕工事検査・検収までの期間が契約期間になります。
- 検査・検収後6か月については当事務所規定に示す内容で無償でアフターフォローをいたします。
- 資金調達等に同行する場合は日当(1時間5,000円)と交通費を請求させて頂きます。
安心の保険加入

当事務所のマンション管理士は損保ジャパン(株)のマンション管理士損害賠償保険に加入しています。

大規模修繕工事は規模が大きな工事になります。そのため万が一、当事務所のマンション管理士が契約された管理組合に損害を与えた場合に支払われる保険です。
業務には万全を期して当りますが、何かあった時のために加入しています。
管理組合の皆さんとは信頼関係の構築に努めますが、業務中に起きることは予測が出来ないこともあります。
何か起きた後にマンション管理士の資産状況によって損害賠償金請求が出来ない事態は、管理組合としても避けたいはずです。
賠償責任保険は当事者に損害賠償能力が無い場合に保険会社に請求できるため万が一の時の安心感があります。
これまでの実績
実績についてはお問合せ下さい。
実績表をお送りします。
お問合せについて
大規模修繕工事サポート業務を希望される管理組合の方は下記フォームよりお問合せからアクセスください。
後日、担当者からご連絡いたします。
その後、マンションを訪問させて頂き業務の詳細についてご説明させて頂きます。